手術の流れ

女医

手術の前には必ず検査

脳動静脈奇形における手術の流れについて解説します。まず脳動静脈奇形が発見された際、より詳細な検査が必要なため、手術前の検査入院を行います。検査入院は約1〜数週間程度の入院となり、CTやMRIなどの画像検査や脳波やPET、カテーテル検査や血液検査等の各種検査を行います。この検査の中で、脳動静脈奇形の位置や大きさ、正確な部位などを調べ、さらに手術に耐えうる体力があるか、合併症が無いか等を調べます。しっかりと検査することで最適な治療法を選択でき、病気をより早く治すことにつながります。検査の結果や患者様の結果を踏まえ、治療方針を決めていきます。場合によっては手術以外の治療方法を提案することもあります。どのような治療法でも、しっかりと医師が患者様に説明し、納得していただくことで治療を開始します。特に手術の場合は内容や治療効果のほかに、出血や感染等のリスク点もしっかり話しあい、同意を得た上で行います。その後、手術を受けるために入院となります。入院期間は数週間から1カ月程度が目安です。手術の前に再度検査を行い、脳動静脈奇形の状態に変化はないかを調べます。また全身状態の確認を行い、新たな感染症などに感染していないか等を検査します。また、当日使う麻酔の説明なども行います。各種検査後、いよいよ手術となります。当日は全身麻酔で行います。開頭手術となるため、大規模な術式となります。手術後は状態が安定するまでは絶対安静となります。各種検査で術後の経過を観察し、さらに必要に応じて各種リハビリも行います。縫合時の傷の状態や体力、機能面等を鑑みて、日常生活が送れるようになれば退院となります。