どんな症状があるのか

看護師

感覚障害や運動障害が発生

後縦靱帯骨化症を発症すると、様々な症状が出現します。後縦靱帯骨化症の初期症状としては肩コリや手足のしびれ、痛みを感じる事があります。また、手足の脱力感を感じる事があります。頸椎で骨化が起きている場合は主に手が、胸椎や腰椎で骨化が起きている場合は下半身に症状を感じる事が多いです。これらの症状は、靭帯が骨化したことにより脊髄が固く動かしにくくなる事で出現していきます。後縦靱帯骨化症の症状が進んでくると、初期症状に加えて運動障害が出現します。頸椎で骨化が起こっている場合、手先がうまく動かなくなります。具体的には箸が使えなくなったり、ボタンを留めるのが困難となります。手に力が入らなかったり、感覚が鈍くなったような感じがします。胸椎で骨化が起こっている場合は歩きにくくなったり、足が突っ張るような感覚を感じます。症状が重症化すると、立ったり歩いたりすることが困難になっていきます。腰椎で骨化が起こっている場合、胸椎で骨化が起こっている場合と同じように歩くのが困難になります。それに加えて、尿や便が出にくくなったり、尿漏れが起こる等の膀胱直腸障害が発生します。膀胱直腸障害は患者様のQOLに直結する重大な問題の一つです。これらの症状は、骨化した靭帯が神経を圧迫することで出現します。後縦靱帯骨化症の症状がさらに進行すると四肢麻痺となり、寝たきりとなってしまう可能性もあります。また頸椎の上部で骨化が起こってしまうと、呼吸機能にも障害が出る可能性があります。